前回、三頭筋の記事で「二頭筋(力こぶ側)だけを鍛えて満足している人が多い」という話を書きました。今回はその流れで、背中と二頭筋を一度に鍛えられる懸垂について書いていきます。
先に書いておくと、僕はもともと懸垂がそこまで苦手ではないほうでした。なので「1回もできない状態から、どうやってできるようになるか」は、僕の体験としては書けません。そのかわり、続けてきて回数以外に大事だと感じたことと、調子に乗って肩を痛めた話を書きます。

※記事内のイラストはAI生成のイメージです。
今やっている懸垂
今は10回×3セットを目安にやっています。ジムでは懸垂バーを使い、あわせてラットプルダウンもやっています。
家に懸垂バーはありません。実家にはあったので、そのときはよく家でやっていました。
回数より「幅」と「順手・逆手」を変えるほうが効いた
続けていて感じたのは、回数を追いかけるよりも、手の幅や握り方を変えるほうが効いたということです。

- 手幅を広くする:背中の広がりを意識しやすくなります
- 手幅を狭くする:また違うところに効いてくる感覚があります
- 順手(手の甲が自分側):背中側に効きやすい
- 逆手(手のひらが自分側):二頭筋(力こぶ側)にも効いてきます
同じ「10回」でも、幅や握り方を変えるだけで効いている場所が変わります。回数が増えなくて悩んでいる人は、こちらを試してみるのもありだと思います。
ぶら下がるだけでも気持ちいい
これは僕の個人的な感覚ですが、懸垂をせずに、ただぶら下がって腰を伸ばすのも気持ちよかったです。結構伸びて、腰まわりがスッと楽になる感じがありました。
僕は椎間板ヘルニアを持っているので、腰まわりが伸びる感覚は特にありがたく感じます。ただし、これはあくまで僕個人の感想です。腰に痛みや不安がある方は、自己判断せず医師に相談してから試してください。
「懸垂はまだできない」という人も、ぶら下がるところから始めれば十分だと思います。
気をつけていること
肩を「ブチッ」と痛めた話
僕は懸垂が苦手ではなかったぶん、調子に乗って頑張りすぎたことがあります。そのとき、肩のところで「ブチッ」という音が聞こえて、痛めてしまいました。
できるからといって無理に回数を重ねると、こういうことが起きます。今は「今日はここまで」と決めて、無理をしないようにしています。
反動をつけない
体を振って勢いで上がると、効かせたいところに効きませんし、肩や腰にも負担がかかります。ゆっくりコントロールして行うようにしています。
下に何も置いていないか確認する
地味ですが大事なポイントです。落ちたときのことを考えて、真下に物が置かれていないかを必ず確認してから始めます。特に家でやる場合は要注意です。
慣れないうちは1回でもいい
慣れていないときは、1回でも十分だと思います。「10回できないとダメ」ということはありません。回数はあとからついてきます。
小話|ベンチプレス220kgの先輩が、懸垂は苦手だった
ジムでお世話になっている先輩に、ベンチプレスを220kg上げる人がいます。とんでもない怪力なのですが、意外なことに懸垂はあまり得意ではありませんでした。これには正直びっくりしました。
当時その先輩は、体重が120kgほどあったそうです。懸垂は自分の体重を持ち上げる種目なので、体が大きい人ほど不利になります。実際、僕がその先輩に勝てた種目は、懸垂だけでした。
まとめ
懸垂は、背中と二頭筋を一度に鍛えられるいい種目です。ただ、回数を追いかけるより、幅や握り方を変えたり、ぶら下がって腰を伸ばしたりと、いろいろな使い方ができるトレーニングでもあります。
できる人ほど無理をしがちです(僕がそうでした)。肩は一度痛めると長引くので、焦らずいきましょう。
腕の裏側を鍛える話は、こちらの記事に書いています:二の腕を太くする三頭筋トレ。ジムと自宅、両方のやり方まとめ


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